内断熱 メリット デメリット

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内断熱のメリットとデメリット

内断熱という断熱工法は、在来工法などに多く使われています。建物自体に断熱材を
を付けるのではなく、建物の内側に断熱材を付ける工法です。

 

断熱材の材料には、一般にグラスウール、ロックウール、インシュレーションボード
(植物繊維)、発砲ポリエチレンなどが使用だれます。

 

昔からやられてきた方法で、外壁の内側に発泡ウレタンを吹き付けてから、液状の
ウレタンを吹き付けて発泡させます。ウレタンの吹付け厚さは、10〜20ミリが
一般的です。その上から、石膏ボード貼付けて仕上げます。

 

内断熱工法のメリットは、何と言っても施工のコストが安いため、日本では、圧倒的
に内断熱工法を用いる事が多いです。ほとんどの業者が施工する事ができます。

 

内断熱工法のデメリットは、屋根や壁、柱自体を断熱しないので蓄熱がしにくく、
外断熱とくらべて断熱効果が低く室内温度を適正に保つ事が難しくなります。

 

また、外断熱工法とくらべて、躯体を通じたヒートブリッジ(熱橋)が出来やすいこと
と、外気と室内温度の差が大きいと、内部結露が生じやすくなります。

 

結露が増えるとカビが生えたり腐食の原因となり、柱や床などが傷みやすくなります。
そして、ダニも発生しやすくなります。ダニは、アトピーや喘息などの原因となりやす
いので注意が必要です。

 

内部結露を防止するために、室内側に防湿フィルム等を設けたり、室内を気密性の高い
材料で仕上げる、室内外の温度差を少なくするような工夫をしましょう。